ティク・ナット・ハン師の教えを学ぶ
プラムヴィレッジ僧侶団
マインドフルネス来日ツアー
2024
2024/4/27-5/9
Peace in Me, Peace in the World
平和とはマインドフルネスを実践すること。
その実践には、まず自分を変える力があり、
さらに世界全体に影響を及ぼす力があります。
私たちは、自分の内面においても、他者との関係においても、
平和を育むことを実践しなくてはなりません。
- ティク・ナット・ハン -
プラムヴィレッジ僧侶団 マインドフルネス来日ツアー2024
Peace in Me, Peace in the World
マインドフルネスの父 ティク・ナット・ハンの教えを学ぶ6つのイベント
マインドフルネスの実践は、私たちを自分自身に立ち返らせ、自分自身の「内なる平和」を取り戻させてくれます。「内なる平和」こそは「世界の平和」の礎(いしずえ)となります。
世界中で戦争が起こり、行き場のない不安、憤り、悲しみが大きく広がっています。日本においても、孤独、閉塞感、無力感、絶望などを感じている多くの人がいます。このほどの震災も、また大きな打撃となりました。
ティク・ナット・ハン師は、平和な世界は、自分の心の平和から生まれると説きました。その波は、「私」から周りへ、そして世界へと広がっていきます。力づくで世界を変えることはできませんが、皆の思いが集まれば世界は変わっていきます。そのためにはまず、私たちの中にある、苦しみ、悲しみ、怒りを解放し、平安な心を育むことが大切であると思います。鍵は一人一人の内側にあるのです。
ティク・ナット・ハン師は、1970年代初期からマインドフルネスを欧米に持ち込んだパイオニアで、現代に古(いにしえ)の智慧を適応するための新しいやり方を示しました。2022年に遷化(逝去)された後も、世界各地にあるコミュニティ、プラムヴィレッジでその教えが受け継がれています。
2015年にスタートした、ゴールデンウィーク時期のプラムヴィレッジ来日ツアーは、2020年からのコロナ禍による3年間の中断をはさみ、今回が7回目となります。今年は香港、タイランドのプラムヴィレッジ僧院から11名の僧侶団が来日し、ティク・ナット・ハン師のマインドフルネスの教えを伝える6つのイベントを行います。
今年は3月にもフランス・アメリカ・タイランドからの5人のダルマティーチャーによる来日ツアー「プラムヴィレッジマインドフルネスジャパンツアー2024 Being Peace ~平和を生きる」が特別に実施され、大きな反響と共に終了しました。(3/13~30、広島・鎌倉・東京・愛知)
プラムヴィレッジの僧侶たちから直接学び、穏やかでパワフルなその在り方に接することは得難い体験になるでしょう。
初めてマインドフルネスを体験する方も、実践を重ねられている方も、お気軽にご参加ください。
主催:マウンテン・オブ・ハーモニー・サンガ プラムヴィレッジ招聘委員会
6つのイベント
来日する僧侶
Thich Nhat Hanh
ティク・ナット・ハン 1926-2022
世界で最もよく知られ、尊敬された禅僧、詩人、平和・ 人権活動家。
「マインドフルネスの父」とも呼ばれている。
欧米での影響力はダライ・ラマ法王と並び称され、 100冊以上の著書は30カ国語へと翻訳。その多くがベストセラーとなっている。
これまでに世界銀行やアメリカ議会、Googleなどのリーディングカンパニー、 ハーバード医科大学やUCLAにも招かれて、講演や瞑想指導をおこなってきた。
NHK「こころの時代」の「禅僧ティク・ナット・ハン」 のシリーズは再放送を重ね、日本でも大きな反響を呼んだ。
【 年譜 】
1926年 ベトナムに生まれ、16歳で出家。臨済宗42世、ベトナム禅宗了観派8世法灯を継ぐ。
1960年代 ベトナム戦争下で「行動する仏教」を提唱し、非暴力と思いやりに基づく反戦活動を行う。キング牧師より、ノーベル平和賞の推薦を受ける。ベトナム反戦の活動により、故国への帰還が困難となる。
1982年 フランスで、亡命中の仏教徒のコミュニティーとして「プラムヴィレッジ」を設立。 人々の苦しみを和らげるための活動を開始。世界各地に招かれて、マインドフルネス瞑想を指導する。
2014 年 脳出血で倒れるが、驚異的な回復力を見せ、2018 年11月、約40 年にわたる亡命生活に終止符を打って、故郷ベトナムへ帰還。自身が出家をしたフエの寺院でおだやかな日々を過ごしたのち、2022年1月22日遷化(逝去)。
現在、プラムヴィレッジは欧州最大の僧院となり弟子たちが師のマインドフルネスの教えを伝えている。
マインドフルネスとは
「マインドフルネスは、今この瞬間に気づき目覚めているというエネルギーです。それは人生に深く触れることを、一瞬一瞬くりかえしていくプラクティス(実践/練習)です。日常生活でいつもしていることとほぼ同じことをします。歩く、座る、働く、食べる、話す・・・。ただし違うのは、それらをしっかりと自覚して行うのです」
(ティク・ナット・ハン)
ティク・ナット・ハン師の教えるマインドフルネスの実践は、立ち止まり、微笑み、ゆったり自分の呼吸に戻ることで、「今・この瞬間」の気づきへと私たちをいざないます。マインドフルネス、それは私たち一人一人の中に調和と愛を生み出す、気づきのエネルギーです。