呼吸にたゆみなく気づいていれば 大地とのつながりは失われない
足で大地に口づけするように歩みなさい
あなたの残した足跡は
今この瞬間をここに呼び戻す 王者の押印(しるし)
そこからいのちがあらわれる
ー ティク・ナット・ハン ー
世界で尊敬を集める禅僧・精神的指導者 ティク・ナット・ハン師の
マインドフルネスを学ぶ2週間・6つのイベント
「今ここに、ただいま ― I have arrived, I am home.―」
マインドフルネスとは、今この瞬間のすべてに気づいていること。
今ここに目覚め、幸せになろうとするとき、私たちは一人ではないと気づきます。
ティク・ナット・ハン師は、すべては相互存在(インタービーイング)していると説きました。私たちの幸せは、すべての幸せとつながっています。同じように、すべての苦しみともつながっています。
こうして人と、すべての存在と共に生きるとき、私たちに大切なのはやさしさと思いやりを運ぶ、微笑みです。そして、「今ここ」へ絶えず帰ってくるための、呼吸です。
微笑みと、呼吸。
それは自分や相手に対する、とても大切な贈りもの。それがティク・ナット・ハン 師とプラムヴィレッジが伝える「マインドフルネス」の原点、故郷です。
今回の来日ツアーでは、世界各国の僧院プラムヴィレッジから全13名の僧侶たちが、ティク・ナット・ハン師のマインドフルネスの教えを伝えるために来日し、6つのイベントを行います。
今回の来日僧侶団には、各プラムヴィレッジの僧院長を含む、9名ものダルマティーチャー(法灯を受け継いだ師)たちが入っています。
過去の来日ツアーの様子はこちらをご覧ください。
Thich Nhat Hanh
ティク・ナット・ハン
現在、世界で最もよく知られ、尊敬される禅僧、詩人、平和・人権活動家。「マインドフルネスの父」と呼ばれる。1926 年生まれ。ベトナム禅宗柳館派8 世、臨済正宗竹林派42 世の法灯を継ぐ。
1960 年代 ベトナム戦争下で「行動する仏教」を提唱。キング牧師より、ノーベル平和賞の推薦を受ける。反戦活動で、故国への帰還が困難となる。1982年 フランスに亡命中、仏教徒のコミュニティー「プラムヴィレッジ」を設立。世界各地で、マインドフルネス瞑想の指導を開始。近年では世界銀行やアメリカ議会、Google、ハーバード医科大学などにも招かれ指導した。
2014 年 脳出血で倒れるが、92 歳の現在でも、持続的な回復を見せている。2018 年11 月、約40 年にわたる亡命生活に終止符を打ち、故郷ベトナムに永住帰還したニュースは世界中を驚かせた。NHK「こころの時代」で何度も紹介され、日本でも大きな反響を呼んでいる。
About Mindfulness
マインドフルネスとは?
「マインドフルネスは、今この瞬間に気づき目覚めているというエネルギーです。それは人生に深く触れることを、一瞬一瞬くりかえしていくプラクティス(実践/練習)です。日常生活でいつもしていることとほぼ同じことをします。歩く、座る、働く、食べる、話す・・・。ただし違うのは、それらをしっかりと自覚して行うのです」(ティク・ナット・ハン)
ティク・ナット・ハン師の教えるマインドフルネスの実践は、立ち止まり、微笑み、ゆったり自分の呼吸に戻ることで、「今・この瞬間」の気づきへと私たちをいざないます。
この来日ツアーイベントでは、プラムヴィレッジ僧侶の指導の下、ティク・ナット・ハン師のマインドフルネスの実践方法を学びます。