様々な瞑想プラクティス
誘導による、坐る瞑想 Guided Sitting Meditation
プラムヴィレッジの「坐る瞑想」は、座禅というより、とてもゆるやかなシッティング・メディテーション。僧侶の瞑想誘導にしたがって、毎朝30分ほど行います。呼吸に気づき、微笑みを浮かべながら、ゆったり、どっしり、富士山のように坐ります・・・。
外へ出て、自然の中で行うこともあります。
深いくつろぎの瞑想 Deep Relaxation
全身の力を抜き、大地にあお向けに横たわります。僧侶の瞑想誘導にしたがって、体の各部分、内臓などへマインドフルネス(気づき)のエネルギーを送り、緊張をほどいてリラックスします。
大地に触れる瞑想 Touching the Earth
大地にしっかりと触れて、「自分は分離している」という考えを手放し、私たちは大地であり、いのちの一部であることに気づきます。
食べる瞑想 Eating Meditation
ひと口ひと口を、マインドフルに(気づきをもって)いただきます。どのひと口にも、太陽と大地のいのちが含まれています。一切れのパンに、宇宙全体をみとり、味わうことさえできるのです!
▼食べる瞑想の実践(4分半動画)
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聖なる沈黙 Noble Silence
プラムヴィレッジのリトリートでは、夜におこなう瞑想の終了時から翌日の朝食の終了までは、深い沈黙を守る時間になっています。そのあいだは、自分の血肉に静寂をしみ渡らせます。マインドフルネスと、サンガのエネルギーも、身心に深くしみこませます。
歩く瞑想 Walking Meditation
目的地を定めず、この一歩、この一歩を、味わって歩きます。
「心はさまざまな方向へさまよいゆく
けれど私は、この美しい小道を安らぎながら歩く
一歩ごとに、やさしい風が吹き
一歩ごとに、一輪の花が咲く」
~ティク・ナット・ハン~
真理のわかち合い Dharma Sharing
それぞれの体験、喜び、問題、気づきなどを、仲間とわかち合う貴重な時間です。自分が話すときには、心から話す実践をします。他の人が話すときには「ディープ・リスニング」(傾聴)を実践し、慈悲の心を育みながら、穏やかに人が受け入れられる安心安全の場作りにつとめます。
法話 Dharma Talk
真理の教え(法=ダルマ)は大地をうるおす慈雨と同じです。ダルマの慈雨を意識・無意識にまで深くしみ渡らせ、すでにそこにある智慧と慈悲の種に水をやりましょう。
プラムヴィレッジのダルマ・ティーチャーたちによる法の雨(ダルマ・レイン)は、私たちという木々に花を咲かせ、慈しみと理解の果実を結ぶための恵みの雨といえるでしょう。
サンガとは
仏教では、ともにプラクティス(実践)するコミュニティを「サンガ」(僧伽)といいます。より充実したプラクティスを行うためには、互いを支えあうサンガのエネルギーが重要です。マインドフルネスをプラクティスすると、おのずと他の人々とのつながり・絆の大切さが見えてきます。
マインドフルネスは集合的なサンガ・エネルギーになった時、さらに大きな癒し・変容・平和を、一人一人の内にもたらします。
「ひとりのマインドフルネスでは弱すぎる、サンガのエネルギーに助けてもらいなさい」
「水の一滴ではなく、サンガの川となって、ともに流れていきなさい」
「私はつねにサンガとともにいます」
~ ティク・ナット・ハン ~
21世紀のブッダ
個々人のマインドフルネス・プラクティスが、やがて家族・友人・周囲の人々との調和&友愛を生み出して、それがさらに社会・世界全体の平和のいしずえとなっていく・・・。だからこそ、マインドフルネスをともに実践する、サンガのエネルギーは重要です。
ティク・ナット・ハン師は、こう言います。
「21世紀のブッダはサンガです」
3泊4日の富士山麓リトリートでは、マインドフルネス・トレーニングを存分に楽しみながら、あたたかい、微笑みあふれるプラムヴィレッジのサンガ・エネルギーに、身も心もたっぷり浸っていただきたいと思います。
※ プラクティスについての詳しい解説は、『ブッダの幸せの瞑想【第二版】』(サンガ社より2月末発売)をご覧ください。
これはティク・ナット・ハン師のマインドフルネス瞑想の、重要なガイドブックです。
富士山麓リトリートでのマインドフルネス体験をさらに豊かなものとするために、
①この本をリトリート前に読んでおく。
②富士山麓リトリートへもこの本を持ってくる。
・・・ことをおすすめいたします。(リトリート内の物販コーナーでも取扱います)
それでは、みなさま。
プラムヴィレッジの富士山麓リトリートで、お会いいたしましょう。お待ちしています!