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​Special Report

富士山麓マインドフルリトリート

ティーンズプログラム報告

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For Teen ティーン・プログラム・レポート

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●もう一人のわたし(バディ・システム)

●不快な感情についてのシェアリング

●質問ゲーム

もう一人のわたし(バディ・システム)

円になって座り、まず自分自身が「わたし」、次に右隣の人が「もう一人のわたし」になります。そうやって、全員が誰かの「もう一人のわたし」になり、「見守り・見守られる」関係になります。そして、「もう一人のわたし」が移動に置いてかれてないか?疲れていないか?困っていないか?などを気にかけます。監視のように見張るわけではなく、暖かい眼差しで見守ります。「困った時はいつでもサポートするよ」という気持ちです♡その中で自分にできるサポートを探します。自分でサポートするのが難しい場合は誰かにサポートをお願いします。「こういう時、自分ならこうしてほしい」と思うことを相手にして、それが相手のニーズを満たす時もあれば、満たさない時もあります。自分がしてもらう時も同じです。自分を大切にすることは相手を大切にすることにもつながるを体験します。

スタッフの感想 相手との違いも考えながら、「もう一人のわたし」を気づかっていると、自分自身が一つの大きな「わたし・全体」の一部であり、お互いが相互に影響しあう存在であること(インタービーイング)の実感がありました。思春期なので、いつも見守られることに若干抵抗があるかもしれませんが、家庭や学校でも、こんな方法で「つながり」を感じられれば、他の誰とも違う「わたし」も、決して他から切り離されて孤独に存在しているわけではないことを知るきっかけになるんじゃないかなぁと思いました。

★不快な感情についてのシェアリング

ブラザー ファプ・フェン(フィッシュ)とティーンの参加者、スタッフで怒り、イライラ、落胆など、自分を不快にさせる感情についてのシェアリングを行いました。日常生活の中で、どんな時に怒りを感じやすいか、どんな人が自分をイライラさせるのか。怒りを感じてしまいがちな対象は何か。不快な感情を抱いた最近のエピソードをお互いにシェアしました。話す人は誰かを責めるのではなく、素直にその時自分が感じた感情や抱いた考えをシェアします。聞く人は、話している人に意識を向け、ジャッジしたりアドバスをするのではなく、ただ心から聞きました。学校でのこと、友達付き合い、家族との関係など、それぞれのエピソードを分かち合いました。

怒っている時に話すと相手も怒りで返すから、更に怒りが炎上して、お互いに怒りのはしごの登り合いになる怒りは嵐のようなもの。やって来るけど、必ず去る。その時は私たちは木の根っこ(呼吸)に意識を向けます。木の上の方(自分の外側)に意識を向けたままだと、木は嵐によって揺さぶられてしまう。怒りは嵐のように突然現れ、すぐに去っていくので、それをどう観察するかが大切です。

スタッフの感想 自分のどの部分に意識を向けるのか、ティーンがだんだん心を開いてシェアリングなどをしてくれるようになったのを感じたし、ブラザーはあえてフレンドリーに遊び心いっぱいに子どもと向き合うようにしていることが、すごく場を安心させていきました。

★質問ゲーム

あらかじめ誰に対して質問するのか分からない設定で、ブラザーを含めたグループのメンバーに聞きたい10の質問をそれぞれが紙に書きます。円の中心にボトルを横向きに置き順番に回します。ボトルを回した人が質問者になり、ボトルの先が向いた相手対して準備した10個の中からひとつ選んで質問をします。好きな食べ物など日常的な些細な内容から、人生で成し遂げたい事といった大きな質問まで、ざっくばらんに聞き、答えることで、お互いをより深く知るきっかけとなりました。

ブラザーは出家した経緯から、僧侶としてこれから成し遂げたい事。喜びを感じた瞬間のエピソード、いろんな人々にマインドフルネスの実践を提供したいという夢を語ってくれました。アート精神旺盛なブラザーが部屋の電気を消し、キャンドルの灯りや、iphoneの懐中電灯を使って折り紙の蓮の花をライトアップさせる演出をしてくれ、神秘的な雰囲気の中で夢や希望を語り合う素敵な時間となりました。

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